ドライアイ治療

ドライアイとは?

涙の分泌量が減ったり、量は十分でも涙の質が低下することによって、眼の表面を潤す力が低下した状態をドライアイと呼びます。
症状には目の乾燥感、疲れ、かすみ、不快感などがあり、角膜に傷がつくこともあります。
PC・スマホの長時間使用、コンタクトレンズ、加齢、エアコンによる空気の乾燥などが主な原因です。

涙には乾燥から眼を守ったり、角膜へ酸素や栄養を補給したり、汚れやゴミを洗い流す働きがあります。涙のほとんどが水分ですが、蒸発しないように1番外側に油層という薄い油の層があります。それを分泌しているのがまぶたの中にあるマイボーム腺です。
このマイボーム腺の働きが何らかの原因で低下してしまう病気をマイボーム機能不全(Meibomian Gland Dysfunction=MGD)
日本のドライアイ患者数は2千万人以上といわれていて、そのうち約86%がMGDであることが最近の研究で明らかになりました。

ドライアイ・MGDの主な症状

  • 目の乾燥、疲れ、痛み、不快感
  • 目の充血、かすみ
  • 目やに、ゴロゴロする感じ

上記のような症状に新しい治療法があります。

IPL治療

ながた裕子眼科ではドライアイの新しい治療としてIPL治療を始めました。
特殊な光を照射してマイボーム腺周囲の血流改善や温熱効果によるマイボーム腺の機能を改善し、涙の油層の詰まりを解消します。眼球に害を与えることはなく、肌への負担も少ないため、ダウンタイムもほとんどありません。すぐにお化粧もできます。
安全性の高い治療として注目されています。

注意事項

  • 効果の現れ方や持続時間には個人差があります。
  • IPL治療は、自費診療です。
  • 施術後は肌がデリケートな状態になるため、日焼け止めの使用を推奨します。
IPL機器

治療の流れ

1

診察・検査

事前に目の状態を詳しく診察し、IPL治療が適応となるかを確認します。

2

準備

メイクやクリームなどを落とし、保護メガネを着用してジェルを塗布します。

3

照射

こめかみやほほなどにIPL光線を照射します。

4

終了

ジェルをふき取って終了です。※月に1回を4回、1クールとして施術を受けることで高い効果が得られます。
ご興味のある方はスタッフまでお尋ねください。